【植え替え・実践】胡蝶蘭の育て方

▼【植え替え・知識】胡蝶蘭の育て方
※知識編の後に本記事をお読みいただくことを推奨します

【植え替え・知識】胡蝶蘭の育て方

ここでは、胡蝶蘭の植え替えについて解説しています。植え替えは株が根詰まりのときに行います。適期や資材などの観点から、植え替えに関する知識についてお伝えします。

・植え替えの具体的なやり方が知りたい
・画像やポイントも併せて参考にしたい

今回はそんな方向けに、植え替えの知識のつづき「植え替えの実践」についてお話します。

【復習】植え替えに適した資材

「胡蝶蘭の植え替え 知識編」にて、植え替えには草花専用の土は使わず、別の資材を使うとご紹介しました。

その1。ミズゴケ&素焼き鉢
その2。バークチップ&プラスチック鉢またはポット

今回は、この2通りの植え替え資材を実際に使って植え替えする方法についてご紹介します。

ミズゴケ&素焼き鉢

使用資材

・ミズゴケ
・素焼き鉢
・ハサミ

1. ポットから株を抜きます

2. 古いミズゴケをほぐし、傷んだ・腐った根を切って整理します

傷んだ根とは、根の先端や端っこが黒い根のこと。
腐った根とは、中がなくスカスカな根のこと。

3. 素焼き鉢に植えつけます

株より少し大きめの鉢に植えつけます。
大株の場合は4〜5号、小株の場合は2〜3号を目安に。
今回は1.7寸のポットから2寸の素焼き鉢に植え替えます。

4. 新しいミズゴケを根の周りに巻きます

ミズゴケは鉢より少し大きめに巻きます。
あまり底まで押し込まず、固くならないようにするのがポイント。
水やりの際に水がたまる部分を鉢上部のふちから1cmほど空けましょう。

完成!

植えつけ後は、表面がパリパリに乾いてから水を与えましょう。
葉にシワが出てくるくらいまで乾燥させます。
なお、肥料は施さずに管理します。

バークチップ&プラスチック鉢またはポット

使用資材

・バークチップ
・プラスチック鉢またはポット
・ハサミ
・棒(わりばし等で構いません)

1. ポットに切れ込みを入れてはがします

バークチップが崩れないよう、ハサミで切って対処します。

2. 傷んだ・腐った根を切って整理します

傷んだ根とは、根の先端や端っこが黒い根のこと。
腐った根とは、中がなくスカスカな根のこと。

バークチップはなるべく落とさないようにしましょう。

3. プラスチック鉢またはポットに植えつけます

株より少し大きめの鉢に植えつけます。
大株の場合は4〜5号、小株の場合は2〜3号を目安に。
今回は2.5寸のポットから3寸のポットに植え替えます。
鉢の中心に株を置くのがポイントです。

4. 新しいバークチップを入れます

しっかり根が張るようにバークチップを入れたら、割りばし等の棒でつついて隙間を埋めるようにしましょう。
水やりの際に水がたまる部分を、鉢上部のふちから1cm程、空けてください。

完成!

植えつけ後は表面が乾いたら水をたっぷり与えます。
透明なポットの場合、鉢の中が良く観察できるので、管理するにはうってつけです。
なお、肥料は施さずに管理します。

まとめ

以上、「胡蝶蘭の植え替え 実践編」でした。

植え替えの作業自体は、比較的簡単に行えます。
解説やポイント、画像を参考にしながらやってみてください。