【コラム】鑑賞後の管理

鑑賞後の取り扱い注意点

1.花は残り2~3輪になる前に切りましょう。

花を咲かすことは植物にとってかなりの負担になっています。
もったいないと思うかもしれませんが、このまま咲かせておくとその後の生育に影響が出るので、株の消費を抑えるためにも花は早く切りましょう。
切った花は花瓶等に挿して、最後まで楽しめます。

2.寄せ植えにしてあるものは分解しましょう。

売られているものは普通、2〜3株に寄せ植えにされています。
そのまま管理するのは難しいうえ、株にとっても良くありません。
分解して1株にしてあげてください。

3.夏の暑さには強いですが冬の寒さは苦手です。

植え込み資材を触ってみて、乾いたら与えてください。
与えすぎると根が腐る原因になります。

ときどき葉に霧吹きで水を与えてください。
ただし、植え込み資材が水ゴケとバークでは水やりの間隔や与える量が異なります。
水ゴケは2週間に1回、バークの場合は1週間に1回を目安に与えるようにしてください。

冬場の水やりは特に注意してください。
与えすぎると寒さで株が傷んでしまいます。
傷みを抑えるため、水は部屋の温度に合わせたものを使ってください。
水ゴケの場合は表面を湿らす程度の量だけにとどめてください。バークの場合は下から軽く流れ出るくらいの量でとどめてください。

季節ごとの管理方法

観賞時期を終え、胡蝶蘭の花が散ってしまった後はどう管理したら良いのか?というご相談をいただきます。
花が散ってしまったら胡蝶蘭の生命は終わりではありません。
また来シーズン、美しい花をつけることができます。管理が十分に行き届いていれば、今シーズン以上の美しい胡蝶蘭を楽しむこともできます。

◆春(3~5月)

設置場所

4月まで室内で管理し5月の半ばから外に出しても大丈夫です。
しかし、急に出すのではなく徐々に外の光に慣らしていってください。

水やり

植え込み資材が完全に乾いていることを確認して水を与えるようにしてあげてください。

肥料

3月、4月は与えず、5月に入ったら徐々に水やりの時に与えていってください。

植え替え

4月中旬から7月までは植えかえができます。

◆夏(6~8月)

設置場所

外で管理できます。6月の長雨が続く場合は、雨の当たらない場所に移動してください。

水やり

植え込み資材の表面が乾いたら昼間は避けて、朝か夕方どちらかにたっぷり与えるようにしてください。

肥料

標準濃度の2〜3倍に薄めた液体肥料を水やりの時に与えてください。

植え替え

7月まではおこなえます。8月におこなうと冬までにしっかりとした根が張らず、冬に入ったとたんに株が極端に弱ってしまうのでおこなわないようにしましょう。
どうしても植え替えをしなければならない場合は、根をほぐさずひとまわり大きめの鉢に植え替えるようにしてください。

◆秋(9~11月)

設置場所

9月の半ばから終わりにかけて室内の日当たりの良く暖かい場所に入れてあげてください。

水やり

9月に入ったら回数を徐々に減らして与えてください。
気温は徐々に冷え込むので水は部屋の温度に合わせた水を使いなるべく株を傷めないようにします。
11月には植え込み資材が完全に乾いたら与えるようにしてください。

肥料

9月までは標準濃度の2〜3倍に薄めた液体肥料を水やりの時に与えてください。
10月に入ったらリン酸の多い液体肥料を与えるようにしてください。
11月に入ったら施しません。

植え替え

基本的にはおこないません。
どうしても植え替えをしなければならない場合は、9月までに根をほぐさずひとまわり大きめの鉢に植え替えるようにしてください。

◆冬(12~2月)

設置場所

昼は日当たりの良く暖かい場所に置いてください。
夜の冷え込みが厳しくなるので、ダンボールや発泡スチロールをかぶせて保温するよう注意してあげてください。

水やり

植え込み資材が完全に乾いていることを確認してから午前中の暖かい時間帯に与えてください。
水の与える量は少なめです。表面を湿らす程度でも良いでしょう。
この他に、霧吹きで葉に与えても良いでしょう。

肥料

生育はとまっているので与えないでください。

植え替え

生育はとまっているのでおこないません。